暑い夏、皆さまいかがお過ごしでしょうか?

私は兵庫県立芸術文化センター主催、佐渡豊芸術監督プロデュースオペラ「ラ・ボエーム」に7月15日~24日まで合唱団として出演いたしました。本来であれば2020年に上演されるはずだったのですが、パンデミックで延期となり2年越しでの上演となりました。総勢300名以上の方が関わり、海外、東京からの関係者も多数含まれるプロダクションでした。5月からリハーサルがはじまり終演までの3か月間、心から幸せで有難い時間を過ごすことが出来ました。

感染症対策については、特に私たち合唱団に関しては、人数が多い事、密集しての演技・歌唱があるため劇場ではあらゆる対策を徹底しました。

毎日のPCR検査、感染拡大が報じられると更に一人ずつ抗体検査キットが配られ携帯しました。マスクでの歌唱、黙食での食事、多くの制限があり緊張の連続でした。

しかしそれ以上に仲間と一緒に歌える喜びや人と人の温かい繋がり、大人数で大舞台を創るパワーは大きな‶感動″をプレゼントしてくれました。本番で初めてマスク無しで歌ったのですが、その際、合唱指揮者シルヴィア・ロッシさんが合唱団の生き生きとした豊かな表情に「皆さんの表情がとても素晴らしい!」と満面の笑みで感動されていたのがとても印象的でした。

カーテンコールでは、客席一杯のお客様と一体感は、凄いエネルギーに満ち溢れ、あらためて音楽が私たちの生きる活力となるということを体感しました。

今回、たくさんの方々との嬉しい再会がありました。
イタリアから来日された合唱指揮のSilvia Rossiさんとは、十数年ぶりの再会でした。シルヴィアさんはイタリアパルマ在住で、留学時代に何度かお宅に招いて頂いたことがありました。当時、まだ小さかったお嬢さまが17歳になっていることなど、毎日彼女とイタリア語での会話が楽しくてお別れがつらかったです。

たくさんの方の想いがひとつになった2022オペラ公演。この夏の忘れられない思い出になりました。
関係者の皆さま、ご来場いただきました皆さま、応援してくださいました皆さま、ありがとうございました😍

これからも未来に向かって素晴らしい音楽をお届けしていきます♪